調香師の勉強や実務に役立つウェブサイト集

香り 歴史 調香師 香りコラム

香水や調香の勉強をする時、ネットで調べながら勉強できたら便利ですよね。

様々なサイトで香水の口コミなどを見ることができますが、勉強するのにどれが役立つのか、判断するのはとても難しいです。

信頼できる団体や企業が発信している最新の情報をうまく取り入れて勉強したいものですね。

この記事では、香水のプロ・調香師ユタカが実務でよく参考にしていたウェブサイトを厳選して解説します。

調香師ユタカ
調香師ユタカ

1,000以上の商品開発に携わった元化粧品メーカーの調香師ユタカと一緒に、香水・調香の勉強をしましょう!

香水の勉強をするのに調香師が使うウェブサイト

香水の情報を調べるにはブランドの公式サイトを見るのが一番ですが、知りたい情報(発売年、調香師など)が載っていないこともしばしば。

また、「ローズブーケでバニラが効いた香りの香水ないかな〜」といった調べ方は、ブランドの公式サイトでは難しいです。

そんな時は、調香師ユタカも重宝した、下記の香水まとめサイトを使うと良いでしょう。

【香水の勉強】FRAGRANTICA

FRAGRANTICAは、香料業界人であれば誰でも使っているサイトです。

香料素材、発売年、ブランド、調香師など、様々な条件でお目当ての香水を検索することができます。

英語ですが、口コミも豊富に掲載されているので、海外でどのような評価なのかを知る上でも重要な情報源になります。

【香水の勉強】BASENOTES

BASENOTESは、ブランドや調香師などで香水を検索できるサイトです。

【香水の勉強】Now Smell This

Now Smell Thisは、調香師ごとに香水がまとめられている点が使いやすいサイトです。

「アルベルト・モリヤス氏の香水って、CK ONE以外で何があったっけ?」のように調べたい時によく使ってました。

香料素材の勉強をするのに調香師が使うウェブサイト

香り 歴史 天然香料

香料素材の勉強をする時、天然香料(精油)の情報は多いのですが、合成香料の勉強はかなり苦労すると思います。

合成香料の勉強をするのに役立つサイトは2種類あります。

1つ目は「香料のまとめサイト」です。

こちらは非公式ではあるものの、業界人であればほぼ使っているため、公式と同等、場合によってはそれ以上の信頼性があります。

2つ目は「各香料会社のコンペンディウム」です。

コンペンディウムとは、日本語で言うと「大全」「全書」のような意味で、いわゆる香料会社の商品(香料)のカタログのことです。

細かいスペックまで載っているので、本格的に勉強したい人向けです。

【香料素材の勉強】The Good Scents Company Information System

The Good Scents Company Information Systemは、香料業界のデファクトスタンダード的に使用されている、まとめサイトです。

CASNo.や化学式、サプライヤーなど、業務で欲しい情報がまとめてあります。

このサイトで当たりをつけて、目的の香料の名前を特定したら、該当の香料会社のコンペンディウムで調べる、というのが鉄板の調べ方です。

【香料素材の勉強】Pell Wall

Pell Wallは、合成香料を少量で購入できるサイトなのですが、ちょっとした調べ物をするのに使えます。

残念ながら日本から購入はできないようです。

【香料素材の勉強】ジボダン社のコンペンディウム

スイスの香料大手ジボタン社のコンペンディウムです。

各素材の画像がダイナミックで、大手メーカー感が出ています。

【香料素材の勉強】フィルメニッヒ社のコンペンディウム

スイスの香料大手フィルメニッヒ社のコンペンディウムです。

安定性と持続性のグラフが視覚的に見やすいです。

【香料素材の勉強】IFF社のコンペンディウム

アメリカの香料大手IFF社のコンペンディウムです。

派手さはありませんが、画像の使用を避け、表示が早いのでストレスなく調べられます。

【香料素材の勉強】シムライズ社のコンペンディウム

ドイツの香料大手シムライズ社のコンペンディウムです。

カラフルな作りで、眺めているだけでも楽しくなるのはヨーロッパの会社という感じがします。

【香料素材の勉強】ヴェ・マン・フィス社のコンペンディウム

スイスの老舗香料メーカー、ヴェ・マン・フィス社のコンペンディウムです。

香りの都グラース発祥の企業とあって、カラフルでワクワクする内容です。

ビジュアルで直感的に使えるのも良いです。

天然香料を再現した独自のシリーズもあり、読み物としても面白いです。

【香料素材の勉強】ロベルテ社のコンペンディウム

フランスの老舗香料メーカー、ロベルテ社のコンペンディウムです。

天然香料に強みのあるメーカーのため、天然香料のカタログになっています。

【香料素材の勉強】高砂香料のコンペンディウム

日本の香料大手、高砂香料のコンペンディウムです。

日本の香料会社の中では最も情報が充実しています。

なぜか英語のカタログしかないので、頑張って読みましょう。

香料業界の勉強をするのに調香師が使うウェブサイト

香料業界 研究

香水と香料素材の知識以外に、調香師が知っておく必要があるのが業界の知識です。

既存の技術を調べることで、自分が実験する手間を省くことができます。

香料業界は製造業なので、安全な製品をお届けするための規制の知識も欠かせません。

調香師の業務に今すぐ役立つウェブサイトを集めました。

【香料業界の勉強】特許庁の標準技術集

特許庁の標準技術集とは、特許庁が特許の審査をする際に「この内容は既に世の中で当たり前になってるので、新規性はないですよ」と言うために技術をまとめたものです。

逆に言うと「香料業界で技術的に実現できていること」がまとめられているので、勉強するのにも役立つわけです。

ユタカは新入社員の頃に上司に教わって、教科書がわりに読みました。

【香料業界の勉強】日本化粧品技術者会(SCCJ)の用語集

日本化粧品技術者会(SCCJ)の用語集は、化粧品業界で使われる用語集ですが、調香師の用語もある程度、含まれています。

「オーバードーズって何?」「クローブ油の心理的効果は?」など、簡単な調べ物に最適です。

【香料業界の勉強】日本アロマ環境協会(AEAJ)の論文集

日本アロマ環境協会(AEAJ)の論文集です。

AEAJと言えば、アロマテラピー検定などで有名ですね。

精油の効果を調べる際の信頼できる一次情報源として最適です。

【香料業界の勉強】IFRA

IFRA(イフラ)は、香料の製造および取扱いに関する実施要綱と安全性に関する自主規制を策定するための国際組織です。

香料業界では、各国が定めた法律よりも、国際的な業界団体であるIFRAの業界規制の方が厳しい傾向があります。

日本の香料業界人としては、「とりあえずIFRAみとけば間違いなし」と言う感じです。

【香料業界の勉強】RIFM

RIFM(リフム)はIFRA(イフラ)の関連機関で、香料の安全性を調査、研究する国際的な研究機関です。

香料の規制について調べる際の確実な一次情報源になります。

【香料業界の勉強】経済産業省ウェブサイト: ワシントン条約(CITE)

経済産業省ウェブサイト: ワシントン条約(CITE)は「絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」のことです。

象牙などが有名ですが、香料ではジャコウなどが該当します。

調香師が勉強をするのにおすすめのウェブサイト一覧

香水・香料材料・香料業界を勉強するのに役立つWebサイトをまとめました。

「本を使って香水・調香の勉強をしたい!」という熱心なあなたには、下記の記事もおすすめです。

この記事を書いた人
調香師 男性 普通
調香師ユタカ

化粧品メーカーの研究所で8年間、調香師として商品の香り開発をしていました。スキンケア、メーキャップ、ヘアケア、入浴剤など含め、1,000以上の化粧品の香りをデザインしました。香水を初心者にも気軽に楽しんでもらうために、このサイト(調香師ユタカのおすすめ人気香水ナビ)を立ち上げました。詳しいプロフィールはこちらから。

香りコラム
シェアする
調香師ユタカをフォローする
調香師ユタカのおすすめ人気香水ナビ

コメント