調香師ユタカのプロフィール

調香師ユタカ
調香師ユタカ

はじめまして!1,000以上の化粧品の香りを開発した、元化粧品メーカー研究員で調香師のユタカ(@yutakaperfume)です。

化粧品メーカーの研究所で8年間、香水をはじめとする化粧品の香りデザインをしていた30代です。

開発した化粧品は香水、スキンケア、メーキャップ、ヘアケア、入浴剤など含め、1,000以上。

「なぜ化粧品メーカーの研究員、しかも調香師に?」「なぜこのサイトを作ったのか?」をご紹介しようと思います。

調香師ユタカってこんな人

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  • 住所: 東京都
  • 出身地: 埼玉県
  • 年齢: 1985年生まれ
  • 性別: 男
  • 家族: 妻と2人暮らし
  • 学歴: 化学修士(有機化学)
  • 職業: 化粧品会社でパフューマーとして8年間勤務ののち、化粧品会社で商品開発に携わっています。
  • 趣味: 化粧品、香水、料理、酒、旅行、ディズニー
  • 好きな香り: 柑橘系全般が好きです。特にレモン。
  • 使っている香水: CK one、Light blue、Dior homme cologne・・・と見事に柑橘系だらけ。
  • パートナーに使ってもらいたい香水: 本人が好きだと思える香り

香水に興味を持ったきっかけ

香水に興味を持ち始めたのは大学生の頃でした。

アメリカの大学に留学して、アメリカ人のルームメイトに香水をおすすめされたのがきっかけでした。

「ルームメイトに香水をおすすめするなんておかしくない?」と思われるのも無理はありませんね。

でも、アメリカでは香水は早ければ中学生、遅くても高校生の時には男女関係なく使う習慣があるそうです。

そんなアメリカ人のルームメイトからしたら、「日本では大学生になっても香水使わないなんて信じられない!俺が香水の使い方を教えてやるよ!」という親切心だったようですね。

最初はルームメイトのおすすめの香水を使っていたのですが、慣れてくると「自分の好きな香水を選びたいなぁ」と背伸びするようになります。

ショッピングモールの香水売り場で探し回って、色々失敗したのは今となってはいい思い出・・・。

この時の失敗体験が、このサイトをつくるきっかけの一つです。

様々な香水選びの失敗を重ねて、ようやく自分好みの香りにたどり着くことができた時には、ワンランク上の男になった気がしました!

それがきっかけで身だしなみに気を使うようになり、ダイエットもしてちょっとイケメン(笑)風にイメチェンできました。

その後、現在の妻と付き合うことが出来、大きな人生の転機となりました。

香水には人生を変える力がある!と信じて香水を作る仕事のある化粧品メーカーに就職して、希望通り香りをデザインする調香師として働くこともでき、公私ともに香水に大きく影響された人生であることは間違いありません。

香りをデザインする、調香師の仕事とは

某化粧品会社の研究開発部門に配属されて、香りをデザインする調香師として、都合8年間勤務しました。

上の画像は調香師が仕事をする作業台、通称オルガンです。(私のデスクはこんなに綺麗ではなかったですけどねw)

このような香料の瓶に囲まれて、香料を調合するのがメインのお仕事です。

簡単に開発したものの一部をご紹介します。

  • 香水(オードパルファム/オードトワレ)
  • 専門店用高級スキンケア(洗顔/化粧水/乳液/クリーム/日焼け止めなど)
  • ネット通販専用スキンケア(ハンドクリーム、オールインワンジェルなど)
  • ドラッグ用コスメ(口紅、マスカラ、アイシャドー、ファンデーション)
  • 男性用シャンプー
  • 男性用育毛剤
  • 入浴剤
  • サロン用シャンプー
  • サロン用ヘアワックス
  • フレグランス
  • 芳香剤

などなど…

8年間で香りを開発した商品の数は1,000を超えました。

香料メーカーでは、特定のアイテム(シャンプーならシャンプーだけ、スキンケアならスキンケアだけ)の香料を担当することが多いと聞きます。

それに比べて、ユタカが勤務していた化粧品メーカーでは、全てのアイテムの香り開発を満遍なく担当することができたのも、個人的には幸運でした。

おかげで、香水、スキンケア、メーキャップ、ヘアケアなどあらゆる化粧品の香りの知識を深めることができました。

また、社内の様々な部署(マーケティング、営業、工場、原料調達)と関わることで、化粧品(特に香水)開発の裏側を知り尽くすことができたので、本当に会社には感謝しかないです!

このサイトを作ったきっかけ

香水に興味を持ったきっかけでも書きましたが、ユタカが香水初心者だった時に、香水選びで色々失敗した経験がこのサイトを作るきっかけでした。

ちなみにどのような失敗をしたかというと・・・

  • 香りを嗅がず名前だけで香水を選んだ→香りが好きじゃなかった
  • 香りを嗅いで気に入った香水を選んだ→自分で使うと、だんだん違う香りになってしまった
  • 自分の好きな香りの香水を選んだ→彼女に「臭い!」と言われてしまった
  • ブランドのことをよく知らないで香水を選んだ→友人に「そのブランドはお前のイメージじゃないわー」とディスられる
  • 大学生が想像する「大人っぽい香り」の香水を選んだ→両親に「若者なんだから、もっと爽やかな香りにしたら」と言われる

改めて思い出して、悲しくなってきました

誰もが最初は初心者ですし、香りに興味を持った人が香水のある暮らしを楽しめるように、わかりやすい香水選びのサイトを作った、というわけです。

「せっかく化粧品メーカーに勤務していたんだから、その仕事で香水の情報発信すれば良いのでは?」と思ったあなた、ごもっともです。

メーカーに所属していると情報発信する内容に縛りがあり、悩みました。

例えば一例ですが、「他社商品と比較した内容の広告を作れない」という慣例がありました。

謎の風習で、「自社商品の良さをストレートに伝えるべし、他社品を貶めるとははしたない」とよく先輩から説明されていましたが、全くもって納得できませんでした。

自分が買い物をするときは絶対に様々な商品を比較して買うのに、おかしいじゃないですか。

そこで、ネットで色々情報を探してみると、個人のサイトなら商品の比較や、良い口コミも悪い口コミも含めてフラットに情報発信できることに気づきました。

このサイトが好きな香りを見つけたり知識を深めるきっかけとなり、楽しんで香水を使っていただければ嬉しいです。

香水に詳しい人へのお断り

香水 付け方 つける場所 量

このサイトに関してお断りがあります。

それは「香水初心者向けのサイトなので、専門用語をあえて使っていない」ことです。

香水に詳しい人や、香料業界で働いているプロの方からしたら、「8年間も調香師やって、こんな表現しかできないなんて・・・」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

でもそれは、このサイトが「香水初心者にわかりやすく」をテーマにしているからなのです。

業界人同士で仕事をするときは専門用語の方が分かりやすいしスピーディーですが、初心者の方にはちんぷんかんぷん。

専門用語ばかりでハードルを感じて、香水選びを諦めてしまう・・・なんてことになったら本末転倒です。

ということで、このサイトでは「なるべく専門用語を使わず、(専門家的には多少違和感があったとしても)馴染みのある言葉で表現する」ことをモットーに執筆しました。

一例を挙げると、下記のような用語です。

  • フゼア→柑橘(シトラス)系、もしくはハーブ系と表現
  • オリエンタル→ウッディー系、もしくはバニラ系と表現
  • グルマン→バニラ系と表現
  • シプレー→フローラル系、石鹸系と表現
  • アロマティック→柑橘(シトラス)系、もしくはハーブ系と表現
  • アクアティック→マリン系と表記
  • アルデハイディック→フローラル系、石鹸系と表現
  • パウダリー→フローラル系、バニラ系と表現

このようなポリシーで運営しています。

重ねてになりますが、このサイトが好きな香水を見つけたり知識を深めるきっかけとなり、香りのある毎日を楽しんでいただければ嬉しいです。

調香師へのよくある質問集