好きな香りの種類で香水をお探しですか?
香りの種類別に、おすすめの香水を、香水のプロ･調香師ユタカが解説します。
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今更聞けない、香水の香りの種類とは?
香水には様々な香りがあります。
特に決まった仲間分けの方法があるわけではないので、様々なメーカーや専門家がそれぞれに独特の表現をしていて、正直わかりづらいですよね。
化粧品メーカーの研究員時代には、会社で決められた表現しかできず、「初心者にはわかりづらいのになぁ･･･」と悶々としたこともありました。
このサイトでは、「専門的な表現をできるだけ使わず、初心者にわかりやすい表現」を心がけています。
このサイトでは、香水を下記の3つのカテゴリに分けてご紹介しています。
- 爽やかでライトな香り: シンプルで、香水初心者におすすめの香りの香水。
- バランスの取れた香り: 万人ウケしやすい、使いやすい香りの香水。
- 甘くて濃厚な香り: 上級者向けで個性的な香りの香水。
「甘さが弱いか、普通か、強いか」というくらいの理解で良いと思います。
もちろん例外もたくさんありますので、詳しく知りたい方は、それぞれの解説記事をご覧ください。
爽やかでライトな香りの種類
ライトでフレッシュな香りは、初心者でも使いやすい香水が多いです。
男性なら柑橘(シトラス)系、女性ならフルーティー系が王道です。
柑橘(シトラス)系
柑橘(シトラス)系の香りは、甘さが控えめでフレッシュな香りが特徴です。
元気で活発なあなたにおすすめの香りです。
爽やかな印象の香水が多く、特に「夏向けの香り」と言われる香水も多数あります。
男女ともに人気がありますが、特にメンズ香水には欠かせない香りです。
どんな香水があるのか気になるあなたは、柑橘(シトラス)系の人気香水をご覧ください。
スパイシー系
スパイシー系の香水は、シャープな香りが特徴です。
そのため、知的でクールなあなたにおすすめの香水です。
スパイスは2種類のカテゴリがあり、香りの系統が違うので注意して選ぶようにしましょう。
冷たいスパイス: ペッパー、ジンジャー(生姜)、クミン、カルダモン
熱いスパイス: シナモン、クローブ、ナツメグ
冷たいスパイスはクールでキリッとした印象の香りに仕上がりますので、柑橘(シトラス)系の香りとミックスすると見事に調和します。
反対に熱いスパイスはピリリと辛く、温かみがあるのが特徴で、バニラ系の甘い香りとの相性が良いです。
ティー系
ティー系は香水特有の表現で、「実際にお茶を使っているわけではない」ことに注意です。
「柑橘系(主にベルガモット)+ジャスミン」の組み合わせが緑茶の香りに似ていることから、「グリーンティー系」というカテゴリが誕生しました。
柑橘系とフローラル系のミックスのため、爽やかさと華やかさのバランスが絶妙で、清潔感のあるあなたにおすすめの香水です。
さらに柑橘(シトラス)系を強めたティー(紅茶)系の香りもトレンドになっていて、まだまだ進化が止まらない香りの種類です。
どんな香水があるのか気になるあなたは、ティー系の人気香水をご覧ください。
グリーン系
グリーン系の香水は、青葉のようなフレッシュな香りが特徴の香水です。
「グリーンな香り」というのは香水業界特有の言い回しで、初心者にはなかなか理解するのが難しいところです。
「グリーンって色のことなの?それとも植物の緑ってこと?」と、若手社員だった頃のユタカも混乱しました。
グリーン系の香りは青葉に限らず、「大地の香り」と表現するのがしっくりきます。
湿った土の香りや苔の香り、青葉の香りなど、ナチュラルな香りが特徴です。
どんな香水があるのか気になるあなたは、グリーン系の人気香水をご覧ください。
フルーティー系
フルーティー系の香水は、みずみずしくて甘い香りが特徴の香水です。
キュートな女性におすすめの香水が多いので要チェックです!
ちなみに、フルーティー系とは、「柑橘(シトラス)以外の果物の香り」のことですので要注意です。
シトラスだけは使い方が異なってくるので、わざわざ分けて分類されているんですね。
「柑橘だってフルーツやんけ!」と若かりし頃のユタカも大混乱していましたが、香水業界独特の決まりですので、きっちり理解しておきましょう!
どんな香水があるのか気になるあなたは、フルーティー系の人気香水をご覧ください。
バランスのとれた香りの種類
バランスの取れた香りは、爽やかさと甘さを兼ね備えた香りの香水です。
「香水初心者は卒業したいけど、濃厚すぎるのは苦手だな･･･」というあなたにおすすめの香水が多いので、探してみてくださいね!
女性用香水ではフローラル系や石鹸系がメジャーです。
男性用香水ではハーブ系、マリン系などが人気です。
ハーブ系
ハーブ系の香りは爽やかさと甘さのバランスが取れた、メンズ香水の王道の香りです。
初心者の方にもわかりやすいように「ハーブ系」と分類していますが、香水業界的には「アロマティック」や「フゼア」に分類される香水を多く含んでいます。
ラベンダー、ローズマリー、バジルなどの爽やかな香りのハーブと、ベルガモットなどの柑橘(シトラス)を組み合わせて、バランスの良いメンズ香水の香りを作り上げています。
清潔感を演出したい男性におすすめの香水です。
ミント系
ミント系の香水は、すっきりとした爽やかさが特徴の香りです。
ハーブ系の香水よりもややシンプルで、ペパーミント/スペアミントのようなクールさを感じる素材が多用されています。
クールでインテリ系なメガネ男子におすすめの香水ですので、要チェックです!
どんな香水があるのか気になるあなたは、ミント系の人気香水をご覧ください。
フローラル系
フローラル系の香水は、男女ともに香水の王道、と言って良い香りです。
香水の歴史は花の精油の歴史から始まった、と言っても過言ではないですし、最も種類が多く、多くの人から好まれる香りであることは間違いありません。
女性用香水ではローズのような華やかな香りが好まれ、男性用香水ではジャスミンやミュゲのような清潔感があり爽やかな花の香りが好まれることが多いので、その傾向を意識して香水を選ぶとようでしょう。
どんな香水があるのか気になるあなたは、フローラル系の人気香水をご覧ください。
金木犀(オスマンサス)系
金木犀(オスマンサス)系の香水は、フルーティーな甘さが特徴の、暖かみのある香りです。
金木犀の花は力強く香りますが、天然香料を使用するケースは少なく、調香師のイメージに基づき様々な香料を合わせて創香します。
金木犀が咲く秋に似合う香りが多いですが、他の季節にも使えるようなアレンジがきいた香水もあります。
あなたの好みにあった香りを選びましょう。
どんな香水があるのか気になるあなたは、金木犀(オスマンサス)系の人気香水をご覧ください。
石鹸系
石鹸系の香水は清潔感があり、誰からも好感度の高い香りです。
石鹸の香り付けに使われていたローズ系のものや、ラベンダーのようなハーブ系から、レモンのような柑橘(シトラス)系まで、様々な香りが「石鹸の香りの香水」としてリリースされています。
どの香りがあなたの好みか、名前に惑わされずに香りをよく嗅いで選んでくださいね。
どんな香水があるのか気になるあなたは、石鹸系の人気香水をご覧ください。
マリン系
マリン系は、フレッシュで力強い香りが特徴の香水です。
海をイメージする香りが多く、「夏に使うサマーフレグランス」が多い香りの種類です。
マリン系は、アクティブでアウトドア派のあなたにぴったりの香水です。
どんな香水があるのか気になるあなたは、マリン系の人気香水をご覧ください。
甘くて、濃厚な香りの種類
香水上級者におすすめしたいのが、甘くて濃厚な香りの香水です。
濃厚と言っても、ウッディー系･ムスク系･バニラ系ではそれぞれ印象が異なるので、あなたに合う香りを見つけましょう。
ウッディー系
ウッディー系は、シャープでありながら本格感のある香りが特徴の香水です。
甘さが強いサンダルウッドから、清潔感があってすっきりとしたシダーウッドまで、様々なバリエーションがあります。
大人っぽくてクールなあなたにはウッディー系の香水がおすすめです。
どんな香水があるのか気になるあなたは、ウッディー系の人気香水をご覧ください。
ムスク系
ムスク系の香水は濃厚でセクシーな印象があるので、遊び心のあるあなたに使ってほしい香りです。
一昔前は濃厚なムスクが主流でしたが、現在は「ホワイトムスク」と呼ばれる、清潔感のあるライトなムスク系の香りが好まれています。
また、ムスク系の香りは香水の香りの縁の下の力持ち的な役割なので、「他にどのような素材をミックスしているか」によって香り全体の印象が大きく変わってきます。
ムスクの他の香りがどんなものなのか、注意して選ぶようにしましょう。
どんな香水があるのか気になるあなたは、ムスク系の人気香水をご覧ください。
バニラ系
バニラ系の香りは甘くて濃厚な香りが多く、幸せな気分に浸りたい時におすすめの香りです。
一括りで「バニラ系」と表現していますが、専門的には「グルマン系」や「オリエンタル系」と分類される香水も含まれています。
男女ともに香水上級者に好まれる香りですが、「バニラに何の素材をプラスするか」次第で大きく表情が変わるので、他の素材もきちんとチェックしましょう!
どんな香水があるのか気になるあなたは、甘いバニラ系の人気香水をご覧ください。
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【まとめ】自分の好きな香りの種類の香水を見つけましょう!
香りの種類以外にも、香水の選び方はたくさんあります。
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